理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

【プロ野球選手解説】実はイチローよりも上。史上最強の日本人メジャーリーガー松井秀喜のバッティングフォーム。

f:id:pata0511:20200613012446p:plain

どうも!!

Oriental Physio Academy代表理学療法士波田野です。

 

今回のバッティングフォーム解説は

 

日本人史上最強のメジャーリーガー・松井秀喜です!!

 

 

日本人メジャーリーガーで一番有名で、偉大な記録を残しているとなると

 

イチローを思い浮かべると思いますが

 

実はイチローよりも松井秀喜の方が結果を残してるってしてましたか?

 

確かに松井はタイトルに絡むような成績は残しておりません。

 

イチローのようにメジャーでも首位打者を連発したり、年間最多安打記録を作ったりと派手な印象はないと思いますが

 

実は松井は日本でもOPSでは王貞治に次いで歴代2位。

メジャーでも通算のOPSイチローよりも上、最高記録でもイチローよりも上。

 

メジャーで30本以上の本塁打を打ったのも松井のみ。

本塁打長打率、打点、OPSでメジャーTOP20位以内に入ったのも松井のみ。

 

またイチローが打率や安打が多くても単打しか出せないため「得点につながらないヒット」「自分の記録にしか興味がない男」と酷評されてきたのとは違い

 

メジャーで本塁打こそ激減したものの、メジャー9年間で4回も100打点以上を記録しており、「チームの勝利を優先するための武器を数多く兼ね備え、それは本塁打を重ねることよりも重要なことだ。」と絶賛されている。

 

2009年にはヤンキースワールドシリーズ制覇に大きく貢献。

当時、メジャー最強であったペドロ・マルチネスを攻略し、13打数8安打3本塁打8打点、OPSは2.027という圧倒的な成績を叩き出し、日本人初にして唯一のワールドシリーズMVPにも輝いている。

 

動画本編

youtu.be

 

構え

f:id:pata0511:20200613020135j:plain

構えは特にクセもないスタンダードな構えです。

スタンスはやや狭めではありますが、問題ないでしょう。

グリップは日本時代よりも少し高めに構えていますが、高すぎることもないレベルです。

 

圧縮ステップ

f:id:pata0511:20200613020157j:plain

軸脚に荷重をかけてタイミングをとるシーンです。

多くの日本人選手はここで並進移動によって軸脚に荷重をかけ、上に伸びますが重心の上下運動はなく、圧縮ステップによって軸脚に力が蓄えているのが分かります。

しかし、本来であれば圧縮ステップとともにグリップは後下方に動くハンズローディングが出て欲しいのですが、グリップは上に上がっています。

これによって圧縮ステップにより軸脚への荷重が半減してしまいます。

またこの段階でグリップが上がることでダウンスイングを誘発しやすくなります。

また体幹の回線もなく、腕で引いているためバットが遠回りする危険性もあります。

 

 

コネクション

f:id:pata0511:20200613020227j:plain

 

f:id:pata0511:20200613020246j:plain

コネクション。

前の相でグリップを早めに上げていますが、スイング指導ではしっかりと後肘をヘソに向かって折りたたみ、前肘は上げることでヘッドが下がり早い段階でバットのヘッドがボール軌道と一致していることが分かります。

松井選手が日本時代では3割以上をキープし、メジャーでも3割前後をキープしている確実性の高さが分かります。

 

エクステンション

f:id:pata0511:20200613020311j:plain

コネクションでインサイドアウト&レベルのバット軌道を実現してきましたが、このエクステンションでは前肘の抜きがなく、開けた前肘を閉めています。

フィンガーグリップであればこれでもバット軌道は変わらずにインパクトを迎えられますが、松井選手はパームグリップのため前肘の閉めによって二重振り子での加速があるためスイングスピードは上がりますが、手首が返りバット軌道が変わり、ボールの上をひっかけやすくなります。

うまく乗ることもありますが、確実性は落ちます。

松井選手がメジャー1年目に「ゴロキング」を言われてしまったのはここにあると思います。

またパームグリップはフィンガーグリップよりも握りが甘く、打球に押し負けることがわかっています。

松井選手が「メジャーのボールは飛ばないから左手の押し込みが重要」と言っていたように、パームグリップのため左手が押し負けていたのがホームラン激減の理由の一つだと言えます。

 

 

フォロースルー

f:id:pata0511:20200613020330j:plain

下半身の荷重バランスや骨盤の振り切りは前足の外旋からも素晴らしいことが分かります。

軸足の踏ん張りが効いているのもよく分かりますね。

しかし、上半身の回旋は少なく肩の入りが甘いのが分かります。

松井選手が晩年は膝の故障に苦しめられたのは体幹の回旋不足を膝で受け止めていたからだと考えられます。

 

まとめ

f:id:pata0511:20200613023346j:plain

いかがでしたか?

松井選手は間違いなく日本人最強のバッターです。

私が所属している草野球チームのメンバーにはプロ野球と関係の深い人もいますが、口を揃えて「なんだかんだで松井秀喜が一番凄かった。あれ以上は今でも見たことない。」と話しています。

もちろん、素晴らしいポイントも多いのですが、そんな松井ですらもメジャーでは中距離打者でしかないわけです。

フォーム的には現役メジャー最強の1人であるイエリッチ が酷似しています。

しかしながら、松井は中距離打者、イエリッチはメジャーを代表するホームランバッター。

この差を検証するために近日中にイエリッチをフォーム解説をしてみようと思いますので、楽しみにしていてください。

 

 

 

 

質問はPeingへ

peing.net

施術やトレーニング、取材の依頼は・・・

ageokoritoru.com

 

セミナー受講や依頼は・・・

oriental-physio-academy.com