理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

ダルビッシュ有選手の「野球選手は走り込みはするな」発言の補足

どうも!!

 

Oriental Physio Academy代表理学療法士

http://oriental-physio-academy.jimdo.com

 

 

埼玉県上尾市 トリガーポイント整体院「Mr.コリとる」院長の

http://ageokoritoru.com

 

波田野征美です!!

 

 

 

さて、今日はレーニング理論についてです。

 

今、日本人アスリートの中で最も理論的にトレーニングを考えているのが

 

ダルビッシュ有選手ですね。

 

 

ダルビッシュ有選手のトレーニング理論は

 

色々な論争を巻き起こしていますが

 

私自身は基本的に「ダルビッシュ有支持派」です。

 

 

私自身が高岡英夫理論をはじめとした

 

武術系の理論を展開しているので

 

「筋トレ否定論者」

 

だと勘違いされてしまうこともあるのですが

 

 

筋トレは必要です。

 

 

鍛えた筋肉をしっかりと使い切るための

 

運動連鎖を切らずに

 

レフパワートレーニングが大事なので

 

そこを強調しているだけです。

 

 

 

まぁ、それは置いといて

 

今回は「スタミナ」の話です。

 

 

どんな競技でも

 

「スタミナ」

 

といえば「走り込み」が大事だと言われますが

 

ダルビッシュ選手は

 

野球における

 

「走り込み」をぶった切ってます。

 

 

 

 

 

動画では

 

「速筋」

「遅筋」

 

の話を展開していますが

 

もう少し詳しくお話しします。

 

 

まず、運動のエネルギー代謝には下の画像のようなものがあります。

 

10秒以内強度の高い運動時に働くATP-CP系

 

1分程度中等度の負荷で働く解糖系

 

そして、長時間動ける低い負荷量で働く有酸素系

 

 

 

ピッチングで使われる運動量

 

全力の80〜90%ですので

 

使われるエネルギー代謝

 

ATP-CP系となります。

 

 

また、投球間隔はほとんどが1分以内となるため

 

解糖系も働きます。

 

 

しかし、有酸素系代謝は酸素を必要とする代謝ですのでピッチングのような短時間高負荷の運動量では働きません。

 

 

 

ですので、いわゆる「走り込み」で鍛えられる有酸素系のスタミナ

 

野球にとっては鍛えても意味がない能力となります。

 

 

 

 

ですので、ラン系のトレーニンをするならば

 

この運動様式を考慮して行う必要があります。

 

 

具体的には

 

ATP-CP系のスタミナを鍛えるために

 

10秒以内のダッシュを数多くこなすこと。

 

野球であれば塁間ダッシュが便利なんじゃないでしょうか。

 

 

解糖系のスタミナを鍛えるのなら

 

10秒〜1分程度の中距離走・・・150m〜400m走くらいですかね。

*100m走だとATP-CP系から解糖系に切り替わってすぐなので少し短い。

 

それを数多くこなすことですね。

 

 

 

 

しかし、これをしても理論上は無限のスタミナは得られません。

 

 

なぜならATP-CP系は回復に1分ほどの時間がかかりますが、1球毎の投球間隔は1分もありません。

なのでATP-CP系は回復する前に次の運動をしなくてはいけなくなります。

 

さらに解糖系も回復に5分程度かかります。

これもスムーズに試合が流れれば1イニング分になりますので、やはり解糖系も回復仕切る前に運動が始まります。

 

 

ピッチングに必要なスタミナはこれらのエネルギー代謝からだけでなく

 

効率の良いフォームでエネルギー消費を少なくしたり

 

筋肉を増やすことでMAXのエネルギー容量自体を増やしていくことが必要です。

 

 

こういう点でもダルビッシュ選手のウエイトトレーニングは理にかなっていると言えます。

 

 

 

 

それでも、走り込みが全く意味がないというわけではないんですけどね。

 

 

というのも、「歩くこと。それ即ち武道なり」という言葉もあるように

 

歩いたり、走ったりという動きに全てのスポーツ動作の根本が含まれます。

 

なので、軽いジョギングなどで

 

今の自分の体の状態をじっくりと確認して、修正するためには効果的かなと思います。

 

 

とは言っても、

 

必ずしも左右対称のバランスを気にする必要はありません

 

けどね。

 

 

 

なぜなら、スポーツには

 

「機能的左右差」

 

というものがあり、

 

瞬発系のスポーツでは左右非対称にした方がパワーを発揮しやすく

 

左右対称にすると出力が下がるという報告があります。

*持久系では左右対称が有利。

 

 

 

 

「左右非対称だとケガするんじゃないの?」

 

と思われるかもしれませんが

 

大丈夫です。

 

 

左右非対称でも全身の運動連鎖の通りに非対称なら怪我のリスクは極めて低いです。

(これはジンクパターンと呼ばれるもので報告されています)

 

 

まぁ、その辺は結構前にブログ記事にしていますので探してみてくださいw

 

 

 

というわけで、

 

ダルビッシュ選手の言うように

 

野球選手の

 

持久系の「走り込み」はやる必要はありません!!

 

 

まぁ、どのスポーツでもそうですけお

 

エネルギー代謝という点でも

 

競技特性を考えてトレーニングは考えてみてくださいね。

 

では〜〜〜!!!

 

 

 

 

 

 

では~~!!!

 

 

セミナー情報、症例報告、医療情報を受け取りたい方はLINE@登録をお願いいたします。

ID「@pan8994v」

メルマガ「西洋医学東洋医学の融合」の登録はこちら!!

http://www.mag2.com/m/0001654790.html

<予定セミナー>

 

・2017年

1月21日(土)「凄腕の秘密を知って治療の鉄人になる!セラピストのための体つくり~OPAレフタッチリリース」in埼玉

http://ameblo.jp/pata0511/entry-12222516272.html

 

1月22日(日)「OPAトリガーポイント基礎編~肩上肢痛~」in東京

http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=16394

 

1月29日(日)「OPAトリガーポイント基礎編~腰下肢痛~」in大阪

http://seminar.ep-och.com/seminar/3040

 

2月5日(日)「OPA式アナトミートレインリリース~導診法~」in横浜

http://ameblo.jp/pata0511/entry-12227500786.html

 

2月11日(土)&12日(日)「OPAベースボールセミナー」in群馬

http://ameblo.jp/pata0511/?frm_id=v.mypage-ameblo--myblog--blog

 

2月19日(日)「手技力が格段に上がって治療の鉄人になる!OPAレフタッチリリース」in仙台

 

2月25日(土)「OPAトリガーポイント基礎編~腰下肢~」in東京

http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=16394

 

3月11日(土)&12日(日)「OPAトリガーポイント上級編」in徳島

 

3月18日(土)「OPAトリガーポイントリリース基礎編~膝足部痛~」in東京

http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=16394

 

3月19日(日)「OPAトリガーポイントリリース基礎編~肩上肢~」in大阪

 

3月26日(日)「天才の動きを習得!!OPAスポーツトレーニング概論」in東京