理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

多くの理学療法士は定石すら知らない

どうも!!

 

Oriental Physio Academy代表理学療法士

http://oriental-physio-academy.jimdo.com

 

 

埼玉県上尾市 トリガーポイント整体院「Mr.コリとる」院長の

http://ageokoritoru.com

 

波田野征美です!!

 

 

 

先日、私の整体院の方に・・・

 

 

有名タレントさんのご子息がいらっしゃいました。

 

 

ご新規でしたので

 

「何でウチを知ったんですか?」

 

と聞いたら

 

「父の紹介で・・・」

 

と。

 

 

そしたら、なんと前述のように

 

有名タレントさんのご子息!!

 

 

わざわざ都内から埼玉の上尾までいらっしゃるだなんて・・・

 

 

ってのは、まぁ置いといて

 

本題はそこではないのです。

 

 

 

 

今回の方はスポーツをしていて

 

1年ほど前から股関節痛があり

 

色々な整体院に通い

 

1年で30万円以上も使ってしまったようです。

 

 

通った整体院の中には

 

ここ数年、すごく名を上げている

 

有名な理学療法士の整体院もありました。

(『トリガーポイント療法をやってるのかな?』と勘違いしてしまいそう&「きっかけ」という意味の英語を屋号にしているサロンですねw)

 

 

そちらにも2回ほど通ったようですが

 

全然ダメ。

 

 

 

その理学療法士には

 

「これであとは勝手に治っていきますよ。」

 

と言われたらしいけど(笑)

 

 

 

というわけで、今回はお父様の方から

 

波田野さんのところに行ってみたら?」

 

と言われたようです。

 

 

 

はい。

 

 

 

結果だけを先に言わせていただきますが

 

1回で

 

症状消失

 

しました。

 

 

 

まぁ、もしかしたら多少は違和感が戻ることはあるかもしれませんが

(戻らないと思いますけど)

 

1回の施術効果で圧倒的な差を見せられたし

 

なんで症状が出るかも明確にして

 

セルフケアも指導したので

 

問題ないでしょうね。

 

 

 

 

では、そんな有名な理学療法士

 

筋膜調整

関節調整

頭蓋調整

呼吸調整

運動療法

 

など色々とやってダメだったのに

 

 

波田野がたった1回で症状を消失させるのに

 

何をしたのか?

 

 

 

はい。

 

トリガーポイント療法です。

 

 

 

 

前述のサロンさんも

 

筋膜調整をするようですが

 

ホームページを見ると

 

他の凡百のセラピストと同じように

 

「痛みが出ている部位に原因はありません」系

 

のようですね。

 

 

それじゃ治せませんよ。

 

 

 

トリガーポイント療法では

 

「痛む部位」によって治療部位はパターン化されていますから

 

ごちゃごちゃチェックする必要もない。

 

「痛みを起こしているもの」自体に直接アプローチしていくわけですから

 

つまり「痛みを直接消していく」手技なのです。

 

 

今回の方も

 

痛みが股関節内側の痛みでしたので

 

トリガーポイント的には

 

大内転筋

 

でした。

 

一応、長短内転筋恥骨筋もやりましたけど

 

本人が伸張感を感じている部位は大内転筋でしたので

 

間違い無いでしょう。

 

ほら。

 

 

 

徹底的に内転筋群をほぐして

 

あとは過去にもシンスプリントも経験したとのことなので

 

下肢全体もリリース。

 

 

これで最初に症状が再現された

 

股関節外転とパトリックテスト時の痛みのうち

 

股関節外転の痛みは消失しました。

 

これだけでもご本人は

「あぁ、すごい柔らかくなりました!」

とおっしゃっていましたが

 

パトリックテスト時の「伸張感」は少しだけ残ってるとのこと。

 

さらに内転筋軍をリリースしても

 

それ以上の変化が出なかったので

 

 

こういう場合は

 

恥骨結合のズレ

 

が考えられます。

 

 

恥骨結合のズレは主に腹直筋の硬さが原因ですので

 

 

腹直筋の恥骨結合への付着部周辺のリリース

 

をしたところ。

 

 

パトリックテストでの伸張感は

 

消失!!

 

 

 

終わったあとはしっかりと

 

「痛み自体はこの内腿の筋肉です」

「痛み自体はこれで無くなると思いますけど、つっぱり感を生んでるのは腹筋の硬さですね」

「だから、自分でこの筋肉をマッサージとかストレッチしてあげれば大丈夫です」

と伝えると。

 

本人も

 

「あぁ、そう言われればこのストレッチ(腹筋や大腰筋など全面を伸ばすストレッチ)をすると楽になるんですよね。」

 

と思い出されました。

 

こちらの客観的エビデンスとご本人の主観的エビデンスが一致できましたね。

 

 

大変満足されたようで

 

帰りには

 

「父にもちゃんと伝えておきます!!」

 

とおっしゃってくださいました

 

 

 

 

 

さて・・・

 

 

こんな感じだったわけですが

 

 

 

改めて思ったのは

 

「俺、すげえ!!!」

 

ってことじゃなくて

 

 

 

正直、

 

「どいつもこいつも何やってんだ!!」

 

という軽い憤りです。

 

はっきり言って、難しい症例ではなかったと思います。

 

 

仮にトリガーポイント療法を知らなかったとしても

 

やっている競技を聞けば

 

すごくありふれた症状です。

 

超ド定番です。

 

 

 

教科書通りにやっていれば

 

簡単に詰めた症状です。

 

 

私のように1回で消失させることができなくても

 

 

初回である程度の成果を出して

 

数回のうちには解決できたはず。

 

 

 

にも関わらず

 

なぜ、どこの誰も

 

それこそ、そこそこのキャリアがあるはずの有名な理学療法士すらも

 

解決できないのか?

 

 

 

それは・・・

 

 

「難しく考えすぎ」

 

「魔法に憧れすぎ」

 

 

これに尽きるのでは無いでしょうか?

 

 

もっと簡単に言うなら・・・

 

「症状と向き合ってない」

 

 

 

セラピー業界は

 

長年に渡って

 

「原因は患部には無い」

 

「患部に触らない治療の方がレベルが高い。」

 

「症状を診るんじゃなくて人を診ろ」

 

「全体を診るんだ」

 

と言われ続けてしまったので

 

 

 

患部の勉強も足りない

 

していても、患部を触ろうとしないセラピストが増えています。

 

 

ここ数年は各種SNSなどで

 

セミナー告知のための動画でも

 

患部に触らず、ちょこちょこっと触るだけで治せます!!

 

みたいなのが横行しているので

 

余計にその傾向が強くなっていますね。

 

 

 

私が主催しているOriental Physio Academyでも

 

この1〜2年はシンプルなトリガーポイント療法を伝える基礎編よりも

 

アナトミートレインと経穴を組み合わせた遠位調整である中級編「導診

法」の方が圧倒的に人気が出てしまっています。

 

そう。

出て「しまっている」のです。

 

 

いや、もちろん人気が出るのは嬉しいんですが

 

逆に基礎編の人気は落ちてきているなと言う印象があるので

 

 

すごく残念です。

 

なぜなら、トリガーポイントの基礎編はもちろん

 

一般的な理学療法でも

 

患部の治療をするってのは

 

「定石」

 

なんですよ。

 

 

「定石」

 

囲碁や将棋でよく使われる言葉ですね。

 

 

囲碁や将棋では

 

定石を知らずに強くなると言うことはあり得ません。

 

全ての手、新しい一手

 

定石から生まれるのです。

 

これはセラピーでも同じですね。

 

 

勝負を決する最後の一手。

 

その一手が「患部」になるわけですが

 

その患部が見えてなければ

 

そこに辿り着く道筋が見えるわけがありません。

 

そこから逆算していくから

 

最初の一手がすごく関係なく見えるところだったりするわけですね。

 

 

逆算しての道筋があるから

 

「あっ、じゃあここに打ってみてもいいんじゃない?」

 

っていう新しい一手が生まれるわけですね。

 

 

 

 

にも関わらず、最近のセラピー業界は

 

「患部じゃないところを触ること」自体が目的になっている印象です。

 

必要以上全身を評価して

 

 

患部とは違う部位のエラーを修正すればなんかしら良くなるだろうくらいの感覚なんじゃないですかね?

 

 

 

だから、そもそもたどり着かなくてはいけない患部にたどり着けない。

 

たどり着いたついたとしても

 

「定石」には程遠い「悪手」になってしまうわけですね。

まぁ、囲碁や将棋のように相手がそれで反撃してくるわけではないので「負ける」

ってことはないですが

 

「何も起こらなかった」という結果になるわけです。

 

 

 

 

 

魔法はありません。

 

遠位から症状を取れる方が確かに

 

「かっこいい」

 

かもしれません。

 

でも、それは「遠回り」だということは認識してください。

 

 

「難しいことを言っている講師」は「凄そう」に見えるかもしれません。

 

でも、それが実力と比例しているわけではありません。

 

 

今回のケースだけではありません。

 

 

私のところには

 

「有名なセラピストのところに行ってもダメだった」という方がたくさんいらっしゃいます。

 

理学療法業界のBIG3のうちの1人のところに1年以上通ったけど、全く治らず「問題児」と言われた方。

 

某大御所足底板一派で温泉施設の横で開業している中堅理学療法士のところでも全然改善しなかった方。

 

などなど。

 

 

そんな方でも私のところで簡単に改善しています。

 

 

それはなぜかって、私がトリガーポイント療法を中心にして

 

「症状に向き合っているから」

 

に他ならない。

 

 

 

本当に

 

世の中のセラピストには

 

もっとシンプルに物事を考えて欲しいなと思いますね。

 

 

 

飲食店とは違って、そこそこの値段でそこそこの味でもターゲットとなる客層には満足できるっていう仕事じゃないわけですから。

 

患者さんの人生を狂わせる仕事だということを自覚して欲しいですね。

 

 

今回のクライアントさんも

 

これで痛みが取れてなかったらスポーツを辞めなくてはいけなかったかもしれないんです。

 

 

 

そんな感じで。

 

 

「事件は会議室で起きてるんじゃない!!現場で起きてるんだ!!」

です。

 

では!!

 

 

 

 

<予定セミナー>

 

11月18日~20日ピラティスワールド2016」in東京

http://www.pilates-guide.net/pilatesworld/

 

11月26日(土)「肩・上肢痛に対するトリガーポイント」in札幌

http://saito1985.blog.fc2.com/blog-entry-146.html?sp

 

11月27日(日)「膝・足部痛に対するトリガーポイント療法」in札幌

http://saito1985.blog.fc2.com/blog-entry-146.html?sp

 

12月4日(日)「OPAスポーツメソッド」in岩手

http://1post.jp/seminars/291

 

12月11日(日)「OPA疾患別~不眠症~」in横浜

http://ameblo.jp/pata0511/entry-12213077921.html

 

12月18日(日)「膝足部痛に対するトリガーポイント療法」in大阪

http://seminar.ep-och.com/seminar/2835

 

12月25日(日)「頭頸部痛に対するトリガーポイント療法」in東京

http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=16394