理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

スポーツ選手必見!!「病は気からを科学するPart.4 疲労とプラセボ」

アスリートの永遠のテーマ。

そう。

疲労

ですね。

試合や大会で最高のパフォーマンスを発揮するためには

身体をフレッシュな状態にしていないといけないし

普段の練習でも

疲労が溜まって言えてはまともな練習はできない。


本番でも練習でも

常に身体をフレッシュに保つということが

何よりも大事なことです。

もちろん、アスリートじゃなくて一般人でもですけどね。


というわけで、「病は気からを科学する」の第4章です!!!


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疲労

主に「筋疲労」ですが

これまでの考え方としては

筋肉は

乳酸が溜まったり

酸素を使い切ったり

することで身体は動かなくなると考えられてきました。



しかし、実際には違うようです。


酸素の欠乏による疲労といえば

高山病ですが

その高地での研究が書かれています。

エベレストを登る登山者が頂上近くの8400mまで来ると血中酸素濃度は急激に下がったが

7100mまでは血痛酸素濃度に変化はなかった。

つまり、疲労と血中酸素濃度に関係はないということになる。

しかも、酸素濃度だけでなく

血中乳酸濃度は溜まるどころか低下するという結果に。

つまり、乳酸さえも疲労には関係ないということに。




疲労は脳が作り出す感覚?】


自転車での研究で被験者が「疲労でもう動けない」と訴えた時点で動かしていたのは使用できる筋肉の

50%に過ぎなかった。

筋肉には余力がたっぷりと残されていた。

疲労感とは脳により中枢性に強いられたものだということ。



【身体能力の限界を決めるのは心臓でも肺でも筋肉でもなく・・・脳だ】

アンフェタミン、モダフィニル、カフェインなどの運動機能向上薬は筋肉ではなく

中枢神経系に作用する。


金銭的報酬、ライバルなどの動機づけで疲労を調節できる。


(ランニングの場合)
脳は体温、酸素供給状態、体力、運動レベルなどの身体的変数だけでなく自身の程度、緊急度といった心理学的な変数も取り込む。

その上で疲労感を利用して、最大速度を設定する。

体力に不安があったり、走る距離がはっきりしていなければ脳は走る速度を遅くする。

逆に先にある課題がはっきりわかっていたり、生死がかかっているならその制限を緩める。




この結果はインターバルトレーニングの有効性の説明になる。


インターバルトレーニングは「脳の再教育」である。

「ここまでハードに追い込んでも大丈夫だから、次はもっと追い込んでも大丈夫だ。」と。





この章を読んで

高いペダリング効率

元・オリンピック選手も圧倒したスプリント力がありながら

自転車選手として伸び切れなかったのか。


そして、元・同僚が

ペダリングのことなんか考えずに

ひたすら漕ぎまくるという練習方法で

一気に実業団で上り詰めたのかが

わかりました。



私の場合は平坦を同じペースで淡々と走る練習ばかりしてました。
(イタリアで活躍したキャプテンがそう指示していたので)


でも、そうじゃなかったんですね。



もっともっとインターバルやヒルクライムの練習をしなくてはいけなかったんですね。




この結果は今後のスポーツ選手の指導に役立ちそうです。





それでは!!!

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