理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

期待と条件付けによる治療。病は気からを科学するPart.3

パブロフの犬

を知っていますか?


ベルが鳴るとエサが出てくるということを学習させると

ベルが鳴るだけで犬は唾液を流すようになるという実験で

「条件付け」と呼ばれるものですね。


実はこの「条件付け」

が治療でも起こるんですね!!


というわけで

今回は「病は気からを科学する」の第3章です!!

「病は気から」を科学する/講談社

¥3,240
Amazon.co.jp



・条件付けがプラセボ効果を引き起こすことができる。

例)
ラットに甘みをつけた水を飲ませる時に、吐き気を催す注射を組み合わせることを数回行うとラットは甘い水を飲むことを拒み始める。
それを無理矢理スポイトで飲ませると、注射をしていないにも関わらず吐き気を催し、ラットは次々に死んでいった。
この時に注射したサイトキサンには免疫系を抑制する作用があり、その作用が条件付けされ甘い水だけでも免疫系を抑制してしまった。

当時はそんなことはありえないと批判されたが、後に

自律神経が免疫蔵器である脾臓や胸腺と解剖学的に繋がっていることが発見される。

ストレスなどの心理的要因が免疫反応に影響されると同時に

免疫系が脳に影響を及ぼす。

病気になると眠くなったり、熱を出したり、憂鬱な気分になるのはそのためである。



例)
免疫系疾患にステロイド治療薬と一緒にある匂いを組み合わせて飲ませたら

匂いを嗅ぐだけでも症状が安定し

さらには「匂いをイメージするだけ」でも症状の改善を認めた。




このような結果が出たようです。


第2章まではプラセボ薬の効果でしたが


今回は本物の薬やプラセボの薬の実際に飲むという以外に

それに他の刺激を追加することで

その刺激に体が反応するという内容でした。



実際の施術でも

治療によって症状が改善したという経験に

他の刺激。

取り入れやすいのは「アロマ」だったりするんですかね?


施術室にアロマだったり、特定のBGMを流しておいて

その匂いやその音楽を聴いただけで

症状が緩和するというところまで持っていけたとしたら・・・



何でもいいとは思いますけど

ちょっとした工夫で

患者さん自身の症状に対する反応を引き出せたらいいですね。

逆に、患者さんが症状を引き起こす「条件」としっかりと見つけ出すことも大事ということですね。





そんな感じで。


第4章を読んだらまたアップします!!


では!!

筋・筋膜性疼痛症候群アプローチ研究会「Oriental Physio Academy」
http://oriental-physio-academy.jimdo.com


筋膜リリース&トリガーポイント専門整体院「Mr.コリとる」
http://ageokoritoru.com