理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

サッカー日本代表よ、もっとファウルしろ!!!

どうも、Orietental Physio Academy代表理学療法士波田野です!!
http://oriental-physio-academy.jimdo.com




賛否両論のサッカーマンガ

フットボールネーション」

の最新第8巻が発売されました!!


フットボールネーション 8 (ビッグコミックス)/小学館

¥596
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このマンガは私が最も影響を受けた身体技法家である高岡英夫氏の理論をベースに

現代日本のサッカー業界に蔓延る常識を

フィジカルという面で覆すマンガです。


高岡英夫氏の理論は「身体意識」というものなので

「オカルト」

とか

エビデンスがない」

とか批判されがちですが


そもそも得意としている概念の抽象度が違うのだからしょうがないのです。

なんでもかんでも細かく話しすぎても伝わらないこともありますからね。




まぁ、それはいいとして



この第8巻は

「DF」の話が中心になってきます。



特に「間合い」の話ですね。




私はサッカーの素人ですが

サッカー選手を指導することも多く

その時に話す内容でもあります。



良くないディフェンスというのは

ボールを取ることに気を取られて

足だけでボールに触るのが目的化したプレーになってしまっています。



しかし、ディフェンスは点を取られないようにすることであり、場合によってはそこから一気にオフェンスに持っていくことです。

理想はワンプレーでボールを奪って自分の足元にボールを確保することですが


抜かれたとしても、パスコースやシュートコースを防げばいいわけですし

抜かれたあとにすぐに反応して

ボールと相手との間に自分の身体が入ってしまえばとりあえずボールの支配権は相手にはなくなるわけですからね。



で、抜かれたあとでもすぐに動くためにはそのための

フィジカル(筋力という意味ではなく)

が必要なわけですよね。


それができないから間合いを詰めすぎると危ないと言われるんですね。


でも、間合いを詰められなければ

相手はプレッシャーを感じないし

ドリブルやパスのスペースを残すことになりますし

すぐに取られる心配がないんで余裕が生まれますね。


ディフェンス側だって間合いが詰められてなければ

相手がドリブルで抜きにきたときや、パスを出したときに

大きく動かないといけなくなりますよね。

ゴールキーパーに「前に出ればコースを防げる」って言うのと同じですね。

で、大きく動かなくちゃいけないのに

そもそも、そんなフィジカルがないのだから

詰めても反応できないし

詰めなくても届かないし

という、どうにもならない状況になります。




日本代表の長友が全盛期に

絶賛されたディフェンスは

当たりに負けない強さ

というよりかは、しっかりと間合いを詰めて相手に近いところでプレーできる。

そして、相手の動きにしっかり反応して

引き離されないしつこいディフェンスだったと思います。







そんなことはわかってる?



でも、実際に指導できていないのはなぜでしょうか?


それが結局は

「体軸」

ってことなんですね。



「足だけでいくな!!身体でいけ!!」

といっても

幅のある「体幹」ということでなく


意識の「体軸」ということなんです。




自分の「軸」と相手の「軸」、そしてボールの「軸」を調和させることです。

ボールの軸を高岡先生は最新の本で「球軸」と言っていますね。

そんな言葉はどうでもいいですが、そういうことです。



ボールを奪うときは

ボールの軸に自分の軸をぶつけていく。
ボールが自分の軸の真下にくるように自分の軸をぶつけていく。

相手を止めるために相手の軸に自分の軸をぶつけていく。


その延長で必要に応じて足が出てくるという感じでしょうね。






そう考えると


日本のサッカーが

「ファウルの少ないフェアなサッカー」と言われていますが


実際には「抜かれないような安全な間合い」でしかプレーしないからではないでしょうか?

間合いが広いから、ぶつからない。

だから、ファウルにならない。



もちろん、ファウルが良いというわけではないですが



海外組が増えているわりに低迷する日本サッカーが

一皮剥けるには


ファウルができるようになる


というのが一つの可能性なのかもしれません。



では。