理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

治療の肝を掴む

どうも、Oriental Physio Academy代表理学療法士波田野です。

http://oriental-physio-academy.jimdo.com/



前回のブログは

ドラマ「マッサン」から


フロントエンド~ハイエンド(バックエンド)

の話をさせていただきました。





今日はその続きです。






マッサンは「フロントエンド」としての

「3級ウィスキー」を作るために試行錯誤しますが


中々うまくいきません。



そんな中、甥っ子のサトルを迎えに来ていた

父がマッサンにアドバイスします。


ちなみにマッサンの父親は

広島で酒蔵を営んでいて

日本酒作りに適さない

柔らかい水で

美味しい日本酒を造ることに成功した名人です。






そんな父親がマッサンにどのようなアドバイスをしたかというと・・・

「味も色も香りもいっぺんになんとかしよう思わんで」

「まず肝を決めて・・・掴むことじゃ。ワシの場合は米じゃった」


です。





父親は日本酒作りをはじめたときに

ずっと「米麹」にこだわっていたのですが

いっこうに納得のいく日本酒を作れませんでした。


そんな中で妻(マッサンの母親)が食事に出しているお米が売り切れていたので

普段と違うお米を買ってきたそうです。



その米を食べながら

「今まで米麹にこだわってきたが、米を変えてみたらどうじゃろう?」

そして、今使っている米に出会って

「この米の良さを最大限に活かせる麹はどれじゃ?いうて麹を探しはじめたんじゃ。」







そこでマッサンの3級ウィスキー作りは変わります。






マッサンは今まで

「原酒をどのアルコールで割るか?」ばかりを考えていました。



しかし、ウィスキーの「肝」は何じゃ?

と考えたときに


「原酒」だと気付きます。




そこから、「3級ウィスキーに適した原酒とは何か?」と考え



アルコールで割っても

しっかりとスモーキーフレーバーが出る

強い香りの原酒を探して

ようやく辿り着きます。



その原酒は

甥っ子・サトルが

「これは香りがキツすぎませんか?」とむせるほどに

強い原酒でした。



しかし、「これだけ強ければ20倍に薄めてもしっかりとスモーキーフレーバーが残る!!」と決めました。



その原酒はなんと・・・

という感動エピソードが置いておきますwww








これもすごく大事な話です。





これをセラピスト業界に置き換えます。




ここ数年は爆発的にセミナー団体が増えました。

もちろん、しょうもない団体は自然消滅していきましたが



セミナー氾濫時代。




中には

セミナー行脚

を繰り返す受講生がいます。

というか、後を絶ちません。



知り合いのセミナーに片っ端から行きまくる人もいますね。


まぁ、それはそれで若いうちはいいと思いますけど



それを何年も何年も続けていてはいけませんね。



そういった人は


よく言われるように

「治療の軸」

がないのです。








あらゆるテクニックを


全部いっぺんにできるようになりたい。



あらゆる階層の概念を全部まとめて理解したい、アプローチしたい。





そんなことばかり考えて


どの治療法をベースにするのか

が決められれず



勉強してきたテクニックがまとめられずに

バラバラなままな人がたくさんいます。









私の例でいうなら



私の場合は

もちろん・・・



トリガーポイント


というものが

軸・・・肝・・・


になってきています。







元々、スポーツトレーナーになりたかっただけの波田野は


ずっとトレーニング系にこだわっていました。



しかし、患者さんは

「マッサージ屋さん」の感覚で

外来整形外科クリニックに

通い続けます。



運動なんて当たり前のように

「拒否」

する患者さんもいます。






そんな中で


一応、トリガーポイントも知っていたので


それなりにやっている

って程度だったんですね。



でも、運動療法を拒否する患者もいるし

拒否まではいかないけど

明らかにやる気がない人

を経験する中で




「じゃあ、マッサージで治したるわ!!」


ってなって


トリガーポイントを見つめなおしました。




すると、やっぱり効くんですね。





セミナー業なんかも始まりましたが


4年くらいまえは


「トリガーポイントなんてみんな知ってるでしょ?そんなんでセミナーしてウケるんか?」

と不安でしたが



意外なことに「トリガーポイント」は当時は全然知られてなかったんですね。



そうすると、よく名前を聞くようなセラピストよりも

明らかに自分の方が上だということがわかってきました。




そこで

「もっとトリガーポイントを極めよう。これを軸にしよう。」

と決心しました。




そこでトリガーポイントの書籍を買いあさり

臨床で検証しまくり



痛みやしびれをガンガンに治すようになりました。






で、そんな中でたまたま東洋医学に触れる機会があり



トリガーポイントと経穴が80%近く一致しているという事実や

アナトミートレインと経絡の走行が類似していたり





そうなったら、


痛みとしびれに特化しているトリガーポイント

で他の症状まで扱えるようになるには


東洋医学しかない!!


と思ったわけです。



別に関節系や内臓系に手を出してもよかったんですけど



トリガーポイントをリリースするために行う

「指圧」

の流れを活かすのは

東洋医学の「ツボ押し」

が一番だと思ったわけですね。






それで今に至ります。





イデアだけなら

東洋医学以外の

テクニックとの組み合わせもあるんですが




それらをいっぺんにやろうとしたら


たぶん、収集がつかなくなります。




今はまだまだトリガーポイントと東洋医学で精一杯です。



私のセラピスト人生はまだ何十年もあります。


焦る必要はありません。



まだ数年はトリガーポイントと東洋医学でしょう。


それがまとまったら

次のステップに行く。



そういうやり方です。







私にとっては当たり前の思考過程ですけど



セミナー行脚をしまくっている人の参考になればいいかなと思います。


では~~!!!