理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

大谷翔平の球速の秘密とは?

どうも、Oriental Physio Academy代表理学療法士波田野です。
http://oriental-physio-academy.jimdo.com/




昨日はテレビ朝日さんの人気番組「アメトーク」で


大谷翔平すごすぎる芸人」


が放送されましたね。






大谷翔平のすごさはたくさんあるのですが


一番の話題といえば


やはり「球速」ですよね。




日本人最速の162km/h。


ストレートの平均も150km/hを超え

これはメジャーリーグのトップクラスと同等。



もちろん、ピッチングは球速だけではないけれど


それでも、速い球を投げられるというのは

それだけで圧倒的なアドバンテージを得られるわけですね。




では、大谷翔平の球速の秘密とは何なのでしょうか?




まず、球速に要素の中でもっとも重要な3つは



肩関節の外旋角度


ストライドの広さ


体幹の前傾角度




です。







外旋角度がはっきりとわかる画像を見つけることはできなかったんですが




これだけ肩甲骨と肩関節が動くなら、外旋も問題なく柔らかいでしょう。





とはいっても、肩の可動域は大谷選手だからこそ・・・という要素ではないですね。






では、体幹の前傾角度はどうでしょう?







ダルビッシュ選手と比較してみましょう。





2人のフォームはすごく似ていると言われていますね。


その2人を比べると

大谷選手の方が前傾角度が強くしっかりと振り切っている印象がありますね。



とはいっても、やはり可動域の角度も大谷選手だからこそではないですね。





となると、残るはひとつ



そう。




ストライドの広さですね。





研究では


ストライドが9cm広がると

平均で8km/hも球速が上がると言われています。




大谷選手は身長が193cmという長身。


脚の長さも長いわけですね。



ということは、それだけ球速は上げやすいわけですね。


しかも、これだけ身長が高ければ

それなりに体重も重い。


体重が重くて、ストライドが広ければ

運動エネルギーは大きくなりますから

より球速は出しやすくなります。



とはいっても大事なことはこの有利な身体を

最大限に発揮する能力が必要なんですが



それが


「柔軟性」

です。




理想的なストライド長は

身長+10cm程度と言われています。





ぜひ、自分の身長を測ってその長さ+10cmまで脚を広げてみてください。



相当、キツイと思います。


自分の身長分でも中々大変だと思いますよ。



もちろん、広げられる人もいると思いますけど


その状態で投球動作・・・


股関節の絞り、体幹の回旋ができますか?






大谷選手はこれができるんですね。






つまり、大谷選手は


類稀なる身長で物理学的に


球速を発揮するに必要なエネルギー確保ができ


さらにそれを最大限に活かす柔軟性、細分度を持っているということが

あの球速を産み出しているのですね。






こういった理由で単純に球速を稼げるのですが



ストライドが広く、体幹の前傾角度が深ければ


リリースポイントはより前になります。



そうなれば、打者までの距離が数センチとはいえ近くなる。


打者からすればただでさえ速いのに、他の選手より近くから投げられてしまうわけですから


もうさらに速く感じるわけです。






大谷選手の目標は

「世界最速の175km/h」のようです。




現在、世界最速は


シンシナティ・レッズに所属している

チャップマンがいますね。



そんなチャップマンの体格はどうなのかというと


身長は193cm

体重は93kg




大谷選手と同じです。




脚の長さがどうなのかわからないので、ストライド長に差が出たりすると思いますが




大谷選手が世界最速を狙うことは十分可能ということになります。






しかし、気をつけなければいけないのは



間違った筋トレをすることですね。





下手に筋トレをして


球速アップに必要な

「柔軟性」

が失われれば


球速は落ちるし

怪我のリスクがグっと高まります。





大谷選手が現れるまで日本人最速を誇っていた佐藤由規選手は

もしかしたら、柔軟性が失われた状態で

ストライドなどを広くしてしまったことで


怪我が頻発している可能性もありますね。





まぁ、それはいいとして




大谷選手は間違いなく世界の野球界の至宝です。





これからさらに飛躍するためには




柔軟性を保つことを最重要課題にして


その柔軟性の中で


必要な筋力を鍛えることです。





さぁ、どこまでトレーナーたちがそれをわかってできるのか


見物ですね。



では!!!!