理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

代償動作があっても構わない

どうもOriental Physio Academy代表理学療法士波田野です。
http://oriental-physio-academy.jimdo.com/



前回の投稿でも書いたように

頭頸部セミナーの回では

顎のズレ

から推察する

骨盤アライメントのズレ



体幹可動性の左右差


についてお話ししております。



今回のデモでは

見事にそのズレの推察と一致していたのですが


万が一、違っていたらどうでしょう?

実は過去のセミナーでは違っていたケースもあります。



でも、それはそれでいいのです。



大事なことはそこからどう考えるか?

ということだからです。



セミナーでお話しているズレのパターンは言うなれば

「正常な代償パターン」

でしかないからです。



正常な代償パターン

というと変な感じがするかもしれませんが



代償は身体のバランスを取るために取る戦略ですので

全身のパターンの辻褄があえばいいのです。




オステオパスのジンクが報告しているのですが


左右の非対称性があってもそれが正常な捻転パターンであれば症状はなく

捻転パターンら逸脱している人が不調を訴えているというのです。






ですから、デモでも

パターンとは違った反応が出たら

その人は不調を訴えやすいということになりますし


ズレのパターンが一致していれば

その人は不調を訴えにくいということになります。

実際に今回のデモで被験者になってくださったセラピストの方は

特別な不調はないようでした。




しかし、世の中は

左右対称を求めていますね。


安易な「骨盤矯正」なんかもあり

なんでもかんでも「骨盤のズレ」です。




でも、そもそも左右対称なんてあり得ないのに。


骨格だって左右で違いもあるでしょうし

そもそも内臓の重さが左右非対称。


それなのに外から見える筋骨格系だけで判断してしまうと

重心のバランスが崩れたりします。


内臓の重さなどを考えたら


筋骨格系では左重心になっているようにした方が運動機能は高いとも言われています。


それに、「機能的左右差」

という言葉もあって

瞬発系に関していえば、左右対称にしてしまうと出力が落ちるという報告もされています。




そう考えると


最近の「固める」系の体幹レーニングなどは

左右対称にしようとしてますね。


ですから、パフォーマンスを落としたり、怪我をする選手が増えているのかもしれません。




逆にこの2年ほどキレキレの動きを見せ

W杯でもキレキレだった

川崎フロンターレ大久保嘉人選手は

そういうトレーニングではなく


とある「楽な方向に動いて行く」的な調整法を受けてから

目覚ましい復活を遂げたんですよね。




そんな感じです。



では~!!!