理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

究極の体の要素~これは翼状肩甲ではありません~

どうも、体軸コーディネーターの波田野です。




今日はコレについて・・・




$体軸コーディネーター波田野征美~体幹の時代から体軸の時代へ~-SBSH0159.JPG




ちなみに、この肩甲骨はフロントプランク中の私の肩甲骨です。



さて、この肩甲骨を見て

どう思いますか?



「翼状肩甲!!」と思った方・・・


申し訳ないですが・・・

ラフです。スティフです。



「すごい!!」と思った方は・・・

なかなかですね。





この肩甲骨は体軸理論では「立甲」「甲腕一致」と言って

究極の身体の重要な能力の1つです。


高い運動能力を持つ野性動物はこのような肩甲骨と上腕骨のアライメントをしています。


$体軸コーディネーター波田野征美~体幹の時代から体軸の時代へ~



野生動物というのはいつ食料にありつけるかわからない環境で生きているため、最小限のエネルギー消費で生きなくてはいけません。

いざ、狩りをするorされるというときに疲れていては、それは即「死」を意味するのです。



ですから、このように骨で支えて最小限の筋力で身体を動かさなくてはいけないのです。




もちろん、力を使わないときだけでなく、驚異的な走りを見せるときでも

こうやって「甲腕一致」することで力強いパワーを発揮しているのです。




そして、この「甲腕一致」をするのは

全身・・・特に菱形筋や僧帽筋、肩甲挙筋、肩甲下筋などなどが柔らかく、ゆるみ

なおかつ、高い協調性が必要になってきます。



あとは強さという点ですが


一般的にこういう「翼状肩甲」っぽいアライメントは

「前鋸筋の機能不全」とされていますが

私のこの「立甲」は

柔らかいだけでなく、ちゃんと前鋸筋の強さも兼ね備えています。

$体軸コーディネーター波田野征美~体幹の時代から体軸の時代へ~-SBSH0160.JPG


先ほどの「立甲」から「甲腕一致」したまま

プッシュできてます。



どうです?

前鋸筋はしっかり機能してるでしょ?


だから「立甲」は「翼状肩甲」ではないのです。

「翼状肩甲」は安静立位などでも肩甲骨の内側が浮き上がってしまう状態です。

四つ這いのような上肢支持をする場合は

ワケが違うのです。



こういう柔軟性があると肩凝りなんてありませんよ。

パンチなどでも強いパンチが打てます。

野球などでも肩甲骨と上腕骨が一致したまま上肢を前に振れるので

強い送球はもちろん、故障のリスクも減ります。



私は自転車ロードレースをしていますが

ロードレースは数時間にも渡って、自転車に乗り続けます。


だからこそ、「上肢の筋力」も必要と言われますが

腕の筋力に頼っていたら

とてもじゃないですが、走れません。


こうやって「甲腕一致」して骨で支えるから

何時間も乗ってられるのです。

私は18時間、トイレと食事以外は休まずに乗り続けたことがあります。

途中で多摩地区と山梨を繋ぐ地獄の登り「松姫峠」を登ったこともあります。





ヨガやピラティスなどで

プランク系のエクササイズをするときに

「肩甲骨を浮かさないように!!!」と指導されると思いますが


逆です。


肩甲骨を立ててください。


中にはこういった「立甲」を「翼状肩甲だからダメ!!!」なんて

短絡的に否定する人もいるみたいですが


そういう人は限界を超えたことがない人なんだろうなと思ってしまいます。


もちろん、後半の画像のように


しっかりとプッシュして一見すると肩甲骨が張り付いた状態を作るのも大事ですが

その「甲腕一致」を維持したまま

肩甲骨を剥がせる柔軟性が必要なのです。

これが協調性というものです。

よくコントロールされたレベルの高い動きなのです。





みなさん、この「立甲」に是非チャレンジしてみてください。



では!!!