理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

ドSに共感

さて、10月16日(日)にテレビ東京で放送された「ソロモン流」。

みなさん、観ましたか?

特集されたのは、ストレッチ専門店を開業し

「スポーツストレッチ」「ドSストレッチ」「くびれッチ」などなどのストレッチで

現在、大ブームを巻き起こしているカリスマトレーナーの兼子ただしさんでした。



少なくとも、トレーナー系で開業しようとしている療法士の方々は観たに違いありませんね。



まぁ・・・

兼子氏の提案している姿勢が良い姿勢かどうかは別として

それでも、どういう人が成功しているのかの参考にはなるんじゃないでしょうかね。



テクニック的なことをいえば、兼子氏は「インナーマッスルをストレッチする」と言っています。

インナーマッスルといえば、真っ先に名前があがるのが「腹横筋」だったり「多裂筋」だったりだと思いますが、世間での常識ではそれらを「鍛える」ことばかりでしたが

兼子氏は「鍛える」ではなく「ストレッチ」する。

しかも、ストレッチするインナーマッスルも「腹横筋」や「多裂筋」ではなく

「横隔膜」にトピックスを当てています。(もちろんそれだけではないですよ)

それがナイスですね。



波田野もちょいちょい言っていますが

「腹横筋」や「多裂筋」は姿勢調整に積極的に関っている筋ではないですね。
「多裂筋」は脊柱の分節性に関っていますから、腰椎単体で考えれば腰痛には重要ですし

腹横筋も収縮がなければ腹圧が上がらずにやはり腰椎部の損傷を防ぐには重要です。
腹横筋が強く収縮してくれれば、確かにウエストは細くはなりますが

ダイナミックな姿勢には関っていないので、スポーツ分野におけるパフォーマンスや美容文屋での美姿勢にはあまり・・・。


それと比べれば、「横隔膜」は姿勢調節に最も重要な「深前線」を構成する筋線の1つです。
前述の腹圧なんかも、この「横隔膜」が主役です。
「腹横筋」はそれに対する受動的な収縮でしかないのです。
実際に腹横筋は遠心性収縮しているという報告があった気がします。


臨床経験でも患者さんの大半が横隔膜の機能が落ちていますね。



というわけで、横隔膜の機能を取り戻す兼子氏の方法論は

姿勢へのアプローチとしては正解だったと思います。

「くびれ」の形は良いとは思えませんが。
あれは腰椎部の脊柱起立筋郡や股関節屈筋を短縮させてしまうので、将来的に様々な障害を起こしやすい気もします。





まぁ、それでもやはり永遠に圧倒的に強力なマーケットである続けるであろう「ダイエット」分野。

そこの分野で売れるのは体重だったり、ウエストだったりの数字で結果を出すことなんでしょうね。

極端な話、機能美である必要はないのかもしれませんよ。



そこで結果を出している以上、間違いなく実力はあるでしょう。


だからといって、怯む必要はまったくありません。

兼子氏に限った話ではないですが、売れっ子トレーナーたちのやっていることに

特別に難しいことはありましたか?


恐らく、ほとんどの人がすでに知っている内容だったりするんじゃないでしょうか?

全然知らなかったなんて人は、それは単純に勉強不足です。



少なくとも、僕は売れっ子トレーナーたちのテクニックに関して「すごい!!」と思ったことはほとんどありません。

一発でウエスト6cm減とか、僕も今までやってきてますからね。

ただ、僕が目指している姿勢は兼子氏がやっているような胸を張らせて、腰を反って、お尻をキュッと上げてというような姿勢とは反対のコンセプトです。


立位体前屈だって、それくらいの改善は誰でもできます。


この辺は、あくまで「流派」の違いなので、どちらが良いというわけではないです。


なので、テクニック的にどうこうということはないのですが



やはり、売れる人たちはテクニック以外のところが大事ですね。




兼子氏が「後手の文化(マッサージ)から、先手の文化(ストレッチへ。文化を作るのが最高の利益」と言っていたのはよかったですね。


私なんかは「他律(マッサージやストレッチ、整体を含めた施術)から、自律(セルフケア)へ」ということで「治療院」というよりは「教室」であり続けたいなと思っているのでね。



他にも「身体を鍛えれば、日本が元気になる」と言っていたのも。


実際に姿勢とメンタルは密接な関係がありますからね。


その辺を年明けに杉長さんと予定しているコラボセミナーでやれればなと思います。






あとは、彼のドSキャラにも共感です。

今でこそteateの影響でマイルドな施術をしている波田野ですが

去年まではASTRを使った超ドSな施術していましたからね。

当時は患者さんが悶絶して、そんな反応に爆笑しながら施術してましたよ。
マジで。

スタッフや患者さんから「変態」と言われていましたよ(笑)

まぁ、そんな激痛でも施術後は症状が取れるし、痛みが耐えられるのは身体が本能的に「良い刺激」と認識しているからですね。
危険な痛み刺激だったら、身体は無意識に拒絶します。
関節技かけられて、我慢している人はいないですよね。




そんなドSキャラも兼子氏が売れる要因のひとつですよね。




まぁ、そんな感じで


とりあえず、成功するトレーナーたちの想いってのは参考になりましたね。